車両の表面処理の用途におけるサステナビリティ

自動車の製造における持続可能な軽金属の表面処理

多くの自動車メーカーは、リン酸亜鉛で金属表面処理を行ってきました。しかし、この工程は、酸化ジルコニウムを基盤とする、より新しい環境に配慮した工程に取って代わりつつあります。

「ヘンケルと共に」では、いかにして酸化ジルコニウムが大きな環境的利点をもたらしながら耐腐食性を向上させているのかについて詳しく解説します。

動画の音声内容

話し手1:[00:00:00]従来、自動車メーカーはリン酸亜鉛を採用して金属表面処理を行ってきました。しかし、この工程は、酸化ジルコニウムを基盤とする、より新しく環境に配慮した工程に取って代わりつつあります。このため、私たちはヘンケルと共に、ミシガン州デトロイト付近で、いかにしてこの新しい技術が環境的利点および耐腐食性を向上させているのかについて学んでいます。

[音楽]

話し手2:おそらく65年か70年の間にわたり、自動車関連のお客様は自動車ボディを塗装のためにリン酸亜鉛を採用してきました。これには、環境に影響をもたらす亜鉛、ニッケ、ルマンガンとリン酸が含まれています。液槽を加熱するのに多大なエネルギーが必要で、その後、大量の水が消費され、その水は廃水処理を行わなくてはいけません。

近年、私たちはリン酸亜鉛に代わる酸化ジルコニウム前処理の工程を開発しました。これは、リン酸亜鉛が含有するような重金属を含有していません。

ヘンケルは、マディソンハイツに、自動車のOEMの工程をシミュレーションするためのさまざまな設備を保有しています。自動車ボディの生産ラインでリン酸亜鉛に代えて酸化ジルコニウムを採用する場合、水に関して言えば、ラインが短くなります。

ラインを短くすることで、お客様が使用する水の量は大幅に減ります。事実、単位ごとに使用する水の量を85ℓ削減できます。通常、私たちは75,000ガロンの液槽を熱して125度、あるいは130度にしています。私たちが、この工程を運用するとき、熱は使用しないので、エネルギーのコストをおよそ70%削減することができます。

自動車メーカーが鋼材に代えてアルミニウム材を採用する場合、対処しなければならない課題が複数生じます。小さな変更をいくつか加えることで、酸化ジルコニウムを直接工程に組み込んで、既存の施設にほとんど変更を加えることなく使用することができます。自動車ボディのアルミニウム含有量は現在、5%から10%ほどですが、私たちはおよそ25%まで上昇するようになると見込んでいます。このことは軽量化を図る上で大きなチャンスとなり、ヘンケルは新しい製品を開発することでそれに対処しようと試みています。

私たちはエネルギーの消費量を減らし、水の消費量を減らします。

私たちは将来の世代のために、かけがえのない私たちの環境を保護するためにあらゆることを行っています。

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[00:02:28][音声の終了]

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